桜エビのおにぎり出汁茶漬け



春野菜のイメージがあるそら豆ですが、実は4〜6月頃の初夏旬に当たります。

今回は、新鮮なそら豆旨味の強い桜エビを使用した初夏にオススメのレシピをご紹介いたします。



材料

そら豆(さや付き)   約400g

水          600ml(A:市販の出汁でも代用可能です)

昆布         6g

桜エビ         約20g

白ワイン        大さじ1

醤油          大さじ1.5

米           2合

味噌         小さじ2

みりん        小さじ1

ごま油         大さじ1

※分量:4人分

Ingredients

400g of broad bean

A) 600ml of water

A) 6g of dried kelp

20g of sakura shrimp

1 tbsp white wine

1.5 tbsp soy sauce

300g of rice

B) 2 tsp miso

B) 1 tsp sweet rice wine

1 tbsp sesame oil

※For 4 people

作り方

①鍋にAをすべて入れ、常温で20~30分おく。その後、沸騰させないように約10分かけて弱火でゆっくり加熱する。

②そら豆は、さやから外す(薄皮が気になる場合は剥いてください)。フライパンにオリーブオイルをひいて加熱し、両面に焼き色がつくまで熱する。

③①の鍋から昆布を取り出し、桜エビ・白ワインを加えて、ひと煮立ちさせる。

④炊飯器や土鍋に、といだ米と②、③の出汁400ml・桜エビ(仕上げ用に少量を残してください)を注ぎ入れて炊き込む。

⑤④が炊き上がったらおにぎりを握り、混ぜ合わせたBを表面に薄く塗る。

⑥フライパンにごま油をひいて加熱し、⑤を加え中火で両面を焼く。焼き目が付いたら、フライパンから取り出す。

⑦⑥をお椀に盛り付け、③の出汁をかけて完成!

白ワイン風味の昆布出汁を口に含むと、桜エビの凝縮した旨味がじんわりと広がります。

表面にパリッと焦げ目がついた焼きおにぎりとは対照的な、そら豆のねっとりとした食感、桜エビのやわらかな口当たりがたまらない一皿です。

柑橘ベースにハーブや鉱物的な複雑な香りを持つ白ワインと合わせたい

柑橘類のフレッシュなアロマをベースに、ハーブ石灰を想わせる鉱物的な香りを併せ持つ白ワインが好相性です。

ワインを合わせるコツ

  • 桜エビと昆布のヨード香(磯のような香り)には、ミネラル由来の収斂性を感じる硬質なワインを選ぶ。
  • そら豆の風味には、ハーブを連想させる青い香りを持つワインを合わせる。
  • 料理全体を構成する香りには、煙で燻したようなスモーキーな香りがあるものを。

ドメーヌ・フロリアン・ロブラン

フランスのロワール地方サントル・ニヴェルネ地区、コトー・デュ・ジェノワに拠点を構えるワイナリーです。

当主フロリアン・ロブラン氏は、サンセールのアルフォンス・メロ氏フランソワ・ヴィラール氏らのもとで学び、2006年にブドウを植樹、2008年にファースト・ヴィンテージをリリースした、新進気鋭の生産者です。

こちらには、サンセールと同様に石灰質のシレックス土壌白い粘土の土壌から生み出されるソーヴィニヨン・ブランがオススメです。

グレープフルーツレモンのアロマに、白いお花石灰といった複数の香りが漂う、深みのある味わいをお楽しみいただけます。

  • 生産者:ドメーヌ・フロリアン・ロブラン
  • 銘柄:コトー・デュ・ジェノワ・ブラン シャン・ジボー
  • 言語:Domaine Florian Roblin Coteaux du Giennois Blanc Champ Gibault
  • 輸入元:株式会社エイ・エム・ズィー



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