カボス香る魚介のカルパッチョ


ねっとりとしていて甘味が強い旬のケンサキイカと、脂が乗り始め旨味のあるタイを贅沢に使用した、爽やかな味わいの一品をご紹介いたします。



材料

ケンサキイカ(刺身用) 1杯(下処理済みのものでも問題ありません)

タイ(刺身用)     約100g

カボス        1個

オリーブオイル    大さじ1.5

はちみつ       小さじ1/3

塩          ひとつまみ(約1g)

※分量:2~3人分

Ingredients

1 swordtip squid

100g of sea bream

A)1 kabosu

A)1.5 tbsp olive oil

A)1/3 tsp honey

A)A pinch of salt

※For 2~3 people

作り方

①下処理されていないケンサキイカの場合は、胴の表面に浅く切れ目を入れる。切れ目から指を入れて広げ、胴とワタの連結箇所を手で引き剥がし、軟骨・ワタが付いたままの足をゆっくり引き抜く。ぬめりと汚れを水で洗い流す。

②胴のエンペラ(ヒレ)を指で引き剥がし、両側の軟骨・胴下部にあるエリの2か所の硬い部分を包丁で切り取る。

③②の胴の表面に格子状の切れ目を入れ、7~8mm幅の斜め切りにする。

▲エンペラは付け根の硬い部分を切り落として薄皮を剥がし、足はくちばしを取り除いて吸盤をしごき硬い部分を取り除くと、問題なく食べられますよ。

④タイは、塩を振ってペーパータオルなどで水分を拭き取り、7~8mm幅に切る。

⑤Aのカボスは、横半分に切る。半分は果汁を絞り、もう半分は約2mm幅の輪切りにする(皮は仕上げに使用するため、残しておいてください)。

⑥ボウルに⑤の果汁と残りのAをすべて加え、よく混ぜ合わせて乳化させる。

⑦⑥に③④を加え、さっと絡める。

⑧器に⑤の輪切りにしたカボスを並べ、上に⑦を盛り付ける。⑤のカボスの皮を削りかけて完成!

Directions

①Make shallow cuts on the surface of the swordtip squid’s body. Insert your fingers into the cuts, spread them, and slowly peel off the body, separating it from the cartilage and viscera. Pull out the legs, including the cartilage and viscera, slowly. Rinse off the slime and dirt with water.

②Peel off the fins from the body with your fingers, and cut away the two hard parts, the cartilage on both sides and the tough part at the bottom of the body, with a knife.

③Score the surface of ②(the squid’s body) with a crisscross pattern and cut it into 7-8mm wide diagonal slices.

④Cut the sea bream into slices around 7-8mm wide, sprinkle with salt, and pat dry with paper towels.

⑤Cut the kabosu(A) in half horizontally. Squeeze the juice from one half and slice the other half into 2mm rounds(Keep the peel for the finishing touch).

⑥Mix ⑤(the juice) and the remaining(A) in a bowl, blending well to emulsify.

⑦Add ③(the squid’s body) and ④(the sea bream) to the bowl, and toss lightly.

⑧Arrange ⑤(the sliced kabosu) on a plate, and top with the ⑦. Finish it off by shaving ⑤(the peel) over it!

カボスの爽やかな香りがふわっと広がる旬のカルパッチョ。

ケンサキイカの甘く濃厚な味わいとタイの上品な旨味に、カボスの優しい酸味が美しく調和します。

ケンサキイカのコリコリとした歯ごたえと、タイのねっとりとした口当たりがクセになる一皿です。

熟れた果実のアロマとキリッとした酸味が特徴の白ワインと合わせたい

熟れた桃や洋梨の甘やかなアロマに湿った石の香り、柑橘を想わせるキリッとした酸味とミネラルが感じられる白ワインがよく合います。

ワインを合わせるコツ

  • カボスの優しい酸味には、高い酸味に加え豊かな果実味を持つワインと合わせることで双方の酸味のレベルが合致し、ペアリングの精度を高めることができる。
  • タイとイカのヨード香(磯のような香り)には、特有の湿った石の香り口内が引き締まるようなミネラルを持つワインがピッタリ!

マリヌー

クリス氏アンドレア氏の夫婦が2007年に南アフリカ・スワートランド地方リーベック・カスティール村近くに設立したブティックワイナリー。

2020年までにプラッターズ南アフリカワインガイドで30回もの5つ星評価を受賞し、2014年、2016年、2019年、2020年と4回のプラッターズ・ワイナリー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、高い人気を誇る生産者です。

  • 生産者:マリヌー
  • 銘柄:クルーフ・ストリート オールド・ヴァイン シュナン・ブラン
  • 言語:Mullineux Kloof Street Old Vine Chenin Blanc
  • 輸入元:株式会社モトックス



「カボス香る魚介のカルパッチョ」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: スルメイカのふわふわクネル | ワイン好きに捧げるレシピ

コメントは受け付けていません。

上部へスクロール