チョコレート味噌ソースの牛ステーキ

別名マルシンともよばれ、もも肉の一つであるシンタマ(芯玉)の中からわずかしか得られない稀少価値の高いお肉であるシンシン(芯芯)

今回は、こちらのシンシンと赤ワインとのペアリングに挑戦してみます。

材料

シンシン        1枚(約250g)

塩           少々

オリーブオイル     大さじ1/2

ビターチョコレート   約5g(高カカオ推奨)

バルサミコ酢      大さじ1/2

味噌          小さじ1

※分量:2人分

Ingredients

250g of knuckle main muscle

A little bit of salt

1/2 tbsp olive oil

A) 5g of bitter chocolate

A) 1/2 tbsp balsamic vinegar

A) 1 tsp miso

※For 2 people

作り方

①焼き始める30分〜1時間前に冷蔵庫から取り出し、常温に戻しておく。

②キッチンペーパーでドリップ(赤色の透明な液体)をふき取り、塩をふる。

③フライパンにオリーブオイルをひいて加熱し、②のシンシンを入れて火入れする。

ミディアムレアにするため、中火で表面に焼き色をつける。焼き色がついたら裏返し、同様に中火で加熱する(今回は約1.5cmのため片面2分30秒ずつ計5分加熱しました。肉の厚みにより調整してください)。両側にこんがり焼き色がついたらフライパンから取り出してアルミホイルで包み、加熱した時間分常温で休ませる(予熱を利用して内部まで火を通すイメージです)。

⑤フライパンに④の肉汁とAをすべて入れ、とろみがつくまで加熱する(肉汁が少ない場合は水を足してください)。

⑥食べやすい大きさに切り、器に盛りつける。上から⑤のソースをかけて完成!

こちらはカカオ含有量95%のビターチョコレートを使用しましたが、その程よい苦みと味噌のコクに、肉汁の旨味が絶妙に絡み合う、濃厚な味わいに仕上がりました。

シンシンの旨味を伴う上品な脂やわらかく繊細な肉質にピッタリのソースです!

豊かな果実味とタンニンが魅力の赤ワインと合わせたい

ソースのボリュームに合わせて、チェリーやベリー系の豊かな果実味と心地よいタンニンが感じられる赤ワインがオススメです。

カカオの苦旨味は、赤ワインに含まれるタンニン(渋味)と好相性です。

ワインを合わせるコツ

  • シンシンの濃厚な脂には、口中をさっぱりさせる効果がある豊富なタンニン(渋味)を持つワインを選ぶ。
  • カカオソースの甘苦味には、凝縮した果実味を持つワインを合わせる。
  • 料理全体をまとう香ばしい風味と、木樽由来のバニラ・甘草・炒ったナッツ・スパイスなどの複雑なアロマを備えるワインは最強のタッグ!

シャトー・デュ・クレレ・ソーヴィオン

1935年にフランスのロワール地方ナント地区に設立されたワイナリーです。

セーヴル・エ・メーヌのブドウ栽培地域の中で、最も長い歴史を持つシャトーの1つです。

一般的なカベルネ・フランより色調が濃く、凝縮した果実に控えめな青野菜の印象、スパイス、バニラの複雑なアロマを放つ一本で、濃密なソースと見事に調和しました。

  • 生産者:シャトー・デュ・クレレ・ソーヴィオン
  • 銘柄:ディレクション シノン ヴィエイユ・ヴィーニュ
  • 言語:Sauvion Dilection Chinon Vieilles Vignes
  • 輸入元:日本リカー株式会社
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