焼鯖のおにぎり出汁茶漬け

特有の風味を持つオレンジワインに合う、サバと昆布の旨味たっぷりのレシピをご紹介いたします。

レモンのピュアな酸味がワインとのペアリングをより一層引き立たせる、さっぱりとした味わいの一皿です。



材料

サバフィレ       約130g

ディル         約20g

レモン         1/2個

白ワイン        大さじ1

水          600ml(A:市販の出汁でも代用可能です)

昆布         6g

醤油          大さじ1.5

米           2合

味噌         小さじ2

みりん        小さじ1

ごま油         大さじ1

※分量:4人分

Ingredients

130g of mackerel fillet

20g of dill

1/2 lemon

1 tbsp white wine

A) 600ml of water

A) 6g of dried kelp

1.5 tbsp soy sauce

300g of rice

B) 2 tsp miso

B) 1 tsp sweet rice wine

1 tbsp sesame oil

※For 4 people

作り方

①レモンは、約8mmの輪切りにする。
②ディルは、葉の部分をちぎってみじん切りにする。
③ジッパー付保存袋にサバフィレを入れ、②を加えて満遍なくなじませる。

④③に①の果汁を絞りながら加え、保存袋を密閉する。冷蔵庫で約10~12時間おく。

⑤鍋に昆布を入れて、常温で20~30分おく。その後、沸騰させないように約10分かけて弱火でゆっくり加熱する。

⑥鍋から昆布を取り出し、④のレモンと醤油を加えてひと煮立ちさせる。
⑦フライパンにオリーブオイルをひいて加熱し、④のサバフィレの皮目を下にして、皮にこんがり焼き色がつくまで強火で火入れする。
⑧炊飯器や土鍋に、といだ米と⑦のサバフィレと⑥の出汁400mlを注ぎ入れて炊き込む。 ⑨④のレモンの皮部分をみじん切りにする(仕上げ用に使用するため、お好みの量をご用意ください)。
⑩⑧が炊き上がったらおにぎりを握り、混ぜ合わせたBを表面に薄く塗る(骨は取り除いてください)。
⑪フライパンにゴマ油を入れて加熱し、⑩を加え中火で両面を焼く。焼き目が付いたら、フライパンから取り出す。 ⑫⑪をお椀に盛り付け、⑥の出汁と⑨のレモン皮をちらして完成!

焼きおにぎりに出汁をサッとかけると、レモンのフルーティーな香りに加え、味噌とゴマ油の芳醇な香りが一気に立ち昇ります。

パリッと焦げ目のついた焼きおにぎりを箸でそっと崩すと、焼鯖の香ばしさとディルの爽やかな香りがふわっと広がります。

ディルを加えることで焼鯖は臭みを抑えられ、旨味も格段にアップしますよ!

もっちりとしたお米一粒一粒に、焼鯖の凝縮した旨味と出汁のコクが絡み合い至福の味わいに。

ピュアな酸味と旨みを持つオレンジワインと合わせたい

こちらには、柑橘やリンゴのピュアな果実の香りと、オレンジワイン特有の凝縮した果実味キレのある酸味を持つ1本がピッタリ!

ワインを合わせるコツ

  • 料理全体を構成する芳醇な香り・風味には、甘いスパイス香凝縮した果実味を持つワインが好相性!
  • 焼鯖の凝縮した旨味・醤油の風味には、酸化熟成を経たコク深いワインを合わせる。
  • レモンの香りとほろ苦味には、同様の柑橘香と心地よいタンニン(渋味)を持つものを。

フリードリッヒ・ベッカー

ドイツのファルツ地域最南端にあるシュヴィゲン村を拠点に1973年より続く醸造所で、フリードリッヒ・ベッカー・シニア氏と息子のフリードリッヒ・ベッカーJr.氏が共同経営を行っていますが、醸造はJr.氏が一任しています。

驚くほどにピュアで洗練された味わいで、世界を魅了し続けています。

今回は、ドイツのファルツ(プファルツ)地域産の白ブドウ、オーセロワを使用したオレンジワインを選びました。

力強くも美しい果実味と酸味、ほのかに広がる甘やかなスパイス香は、焼鯖と出汁の双方にしっかり寄り添ってくれます。

  • 生産者:フードリッヒ・ベッカー
  • 銘柄:オーセロワ ピュア・ナチュール
  • 言語:Friedrich Becker Auxerrois Pur Natur
  • 輸入元:ヘレンベルガー・ホーフ株式会社
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